卵巣がん…(>人<;)からの腹膜播種

2016年12月、お腹の膨らみや頻尿があり産婦人科を受診すると、卵巣腫瘍発覚。
8割良性と聞き、大丈夫だと思いきや2割の悪性にヒット。
卵巣がんの記録としてブログを始めてみようと思いました。

黄疸と人生の大先輩のこと

2/9  黄疸消えず、痒みあり。

凄い痒みはやわらぎました。

♨️入ると、まだまだ私は黄色いなぁと他の患者さんと比べてしまいます💧


同室の人生の大先輩の話しです。

前日の夕方、内科の先生が来てカーテンの向こうで話されいました。

おばさまは、胆管に絡んだ腫瘍で黄疸がでたそうです。背中の痛みと濃い尿。

胆管閉塞でステントを留置し、採れた腫瘍の生体組織診断の結果を待っていました。


悪性の可能性は高いようでしたが、

『覚悟はついてるから』

そうおっしゃっていました。


結果が出て悪性だったと伝えられました‥


気丈に冷静に先生にお話を聞いていました。

心のざわつき、あったでしょう‥

旦那さまに電話で伝えたところ、ため息ばかり聞こえてきたそうです。

こんな時は男性の方がショックが大きいようです。


自分の時を思い出しました。

あの告知された瞬間を‥

おばさまは、どんな気持ちなのか‥


がんを受け入れて前を向くには時間がかかりました。小さな胎児のように夜は死の恐怖に染まり涙したり、お風呂で泣いたり、もがいていました。

だけど、がんになったのが子どもたちではなく私で良かったって思えた時が、ふっと心が軽くなりました。私の周りの大事な人達じゃなかった事で、これは私の修行、乗り越えていかなくては、と。

当時4年生の息子の言葉。

『お母さんは死なないから大丈夫。』

今も大事なお守り。言霊です。


精一杯のエールを送り、私のような余命半年宣言をされたがん患者がピンピンしてるから!って、頑張りましょうねって励まし合いました。

大先輩のこれからの生き方も、きっと素敵でしょうね。強い方です。

今後の治療と入院生活を楽しむ。

2/8  黄疸消えず。体の痒みあり。

内科の先生から、今後の抗がん剤治療に聞かれました。


今回の薬剤性肝炎は肝臓の中でアレルギーを起こしたような状態です。

その薬剤は、特定出来ていません。

抗がん剤の可能性は高いですが、漢方薬や市販の薬、サプリメントなどでも起こります。

一般の方でもなる危険性がある肝炎でした。

読んでいるあなたも、お気をつけて下さい!

気をつけようがないか😅


次回、もし原因が抗がん剤ならば、アレルギーはさらに酷く、アナフィラキシーショックの様な状態になり命に関わる可能性があると言われました‥

脳に障害も起こることもあるようです。


非常に怖いです‥

治療方針を考えねばいけない時期です。

大阪の主治医にも現状は電話で伝えました。

今後の相談です。


今は肝臓を治すことが第一なので、3食昼寝付き、さらに♨️ありの、田舎ながら良い病院で過ごしています。

景色も山々を眺め、朝日を浴びて幸せ。

食事制限があり、脂質10なのでご飯は質素ですが‥

大阪より美味しいです😁

やっぱり北海道の食材は美味しい〰笑


嬉しいことに病院の看護師さんが手編みした、抗がん剤治療している方のケア帽子を頂きました。抗がん剤治療患者さんへのサポートをしてくれています。

暖かく、かわいいらしく、丁寧に編まれていて素敵です😊

励みになります。普段は選ばない色やデザイン、同室のおばさまに選んでいただきましたよ。





普通の病院はカーテンがぴっちりしまってますが、私は自分から挨拶をして話しかけちゃいます。

ほぼ仲良くなれます♪

皆んな、病気で1人淋しい不安な思いをして入院されているのだから、病気は違えど心が伝わります。

お喋り出来る方がいると入院生活も心もガラリと変わりますよ⤴️

そして、いろんな人生の話しを聞けて、勉強になります。人生の大先輩なら尚更。

血液検査と悲しい知らせ‥

2/7  血液検査の結果、ビリルビンが最大11まであがったのが5まで下がりました。

3を越えると黄疸らしいです。

肝機能はまだ高いようですが、腎機能クレアチンの値が下がり始めました。

2.7から2.3へ。

尿も赤褐色から黄色へ。

痒み、黄疸もまだありますが、看護師さんや先生から、だいぶ薄れたねって言われました。

自分の肌色、忘れちゃいました。

色白看護師さんと腕と比べると、まだまだ黄色です。



また、悲しい知らせがありました‥

長く闘病された、おばーちゃんが旅立ったと。

入院も長くて、なかなか関東へ帰られませんでした。

いつも入院すると、優しい笑顔と口調で再会を喜んでくれました。

ご自分も食べれていないのに、私にいろいろと差し入れを頂きました。

たくさんお話ししました。


夏の暑日に、2人でベッドにちょこんと座り、パピコを半分こして食べましたね。

『これ、美味しいわね!』

とってもかわいい笑顔でしたよ。

また一緒に食べたかったなぁ。


最後に会えた入院の時は、あまり食べれないのよって言ってたから、皆んなでお喋りしながら食べましたね。

患者さんから、小さな天むすを頂いて

『美味しいわね〜』

って食べられたね😊

先月は、まだお元気そうに見えました。

こんな急に旅立ってしまうのですね。


主治医は退院許可を出していましたが、帰る不安があったようでした。

でも、先生はもしかしたら分かっていたのかも。

帰れるうちに家に帰りなさいと‥


家には帰れなかったようですが、闘病仲間に見守られて旅立ったそうです。

苦しい時間は短かったのではないかなと‥


遠方からの治療者は最後の時は、家に帰る方が多いです。治療を止める決断をしなくてはいけません。



思わず、かわいい歳下の看護師さんの前で泣いてしまいました。ちゃんと話しを聞いてくれました。話を聞いて下さる方がいると心が落ち着きます。辛い、悲しい溜め込まないでほしいです。