黄疸と人生の大先輩のこと
2/9 黄疸消えず、痒みあり。
凄い痒みはやわらぎました。
♨️入ると、まだまだ私は黄色いなぁと他の患者さんと比べてしまいます💧
同室の人生の大先輩の話しです。
前日の夕方、内科の先生が来てカーテンの向こうで話されいました。
おばさまは、胆管に絡んだ腫瘍で黄疸がでたそうです。背中の痛みと濃い尿。
胆管閉塞でステントを留置し、採れた腫瘍の生体組織診断の結果を待っていました。
悪性の可能性は高いようでしたが、
『覚悟はついてるから』
そうおっしゃっていました。
結果が出て悪性だったと伝えられました‥
気丈に冷静に先生にお話を聞いていました。
心のざわつき、あったでしょう‥
旦那さまに電話で伝えたところ、ため息ばかり聞こえてきたそうです。
こんな時は男性の方がショックが大きいようです。
自分の時を思い出しました。
あの告知された瞬間を‥
おばさまは、どんな気持ちなのか‥
がんを受け入れて前を向くには時間がかかりました。小さな胎児のように夜は死の恐怖に染まり涙したり、お風呂で泣いたり、もがいていました。
だけど、がんになったのが子どもたちではなく私で良かったって思えた時が、ふっと心が軽くなりました。私の周りの大事な人達じゃなかった事で、これは私の修行、乗り越えていかなくては、と。
当時4年生の息子の言葉。
『お母さんは死なないから大丈夫。』
今も大事なお守り。言霊です。
精一杯のエールを送り、私のような余命半年宣言をされたがん患者がピンピンしてるから!って、頑張りましょうねって励まし合いました。
大先輩のこれからの生き方も、きっと素敵でしょうね。強い方です。
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