卵巣がん…(>人<;)からの腹膜播種

2016年12月、お腹の膨らみや頻尿があり産婦人科を受診すると、卵巣腫瘍発覚。
8割良性と聞き、大丈夫だと思いきや2割の悪性にヒット。
卵巣がんの記録としてブログを始めてみようと思いました。

強い人

病室のカーテンはきっちり閉まり、なかなかOさんの様子は伺えず、たまにカーテンの隙間からチラッと様子が見えましたが‥。

苦痛な顔をして眠っているのか、目を瞑っているのか‥

何となく、声をかけられる事を遮断しているかのように感じました。

声をかけられぬまま次の日、外来に来ていた患者仲間さんと会計待合のイスに座り話しをしていたら、看護師さんに車椅子を押してもらい、外の風に当たりに行くOさんの姿が見られました。

戻って来た時に思い切って声をかけました。

『気持ち良かった?』

って声をかけました。

『気持ち良かった〜』

って、とても穏やかな顔をして答えてくれました。ホッとしました。

彼女の外出はこれが最後になるのかも‥


彼女は個室に移り、ご家族が面会に来られていました。

倒れてから、まるで気力を失ってしまったように、弱ってしまいました。

看護師さんから薬で鎮静されて、痛みや苦しさを感じていない状態だと聞きました。

ご家族が帰られた後、お顔を見せてもらいました。

一生懸命に大きく呼吸をしているようでした。


元気になったら、ご飯食べに行こうね。Oさんの奢りでね!って話したね。


京都の治療の帰りに食べたラーメンが不味かったって言ってたね。あれが最後に食べたラーメンだったかな‥


病気する前はバリバリのキャリアウーマンだったって聞いたよ。


フルマラソンも走り切れたんだってね!


友達が遠くから会いに来てくれてたね。

とっても良い顔してたよ。


弱音を吐かない強い人。今も、一生懸命、生きてる。温かい手だった。少しだけ動かして挨拶してくれたね。ありがとう。

あなたの頑張りは、周りの患者さん達も励まされているよ。

今は苦しまず穏やかに、その時まで‥